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【書評】なぜオカルトは否定しなければならないのか 菊池聡『超常現象の心理学』感想。

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菊池聡

『超常現象の心理学』

 

を読んだよ!

 

  

ざっくりまとめ

UFOに宇宙人、霊に超能力。それに血液型診断まで。

この世にはびこるオカルトをどうして人は信じてしまうのか。

そして、オカルトを否定しなければいけない理由とは。

 

もうちょっと詳しく

 

UFOや宇宙人はいるか?

幽霊はいるのか心霊写真は本物か?

占いから血液診断まで、この世にはいろいろな超常現象・オカルトが

あります。

それらについて、なぜ人は信じるのか・どうして否定されなければならないのかを

書いた本です。

「宇宙との交信がー」とか「あなたの苦しみは祖先の霊が」とかいうのを

真面目に信じている人はかなりムカつく内容だとは思います。

逆に、信じていない人にはとっても面白いんじゃないでしょうか。

なぜ人はオカルトを信じるのか?

”幸運を呼ぶ壺”を筆頭に、怪しい話はいっぱいあります。それ以外にも

”気の持ちようで人生は変わる”

”人には隠された能力がある”

”これを飲めばどんな病気でも治る”

なんてのもありますよね。

だが、

人生を未知の土地を旅することにたとえれば、

(中略)

オカルトの言葉で塗り固められた地図には、あちこちに宝の在処や

いいことばかが書き込まれている。

(中略)

オカルト地図をありがたがったあげく、道に迷って行き着いた先が

失恋の繰り返しくらいならいいが、最悪、疑似医療でボロボロになるか、

カルト教団行きということになりかねない。

なのになぜ人はオカルトを信じるのか?

”幸運がな人になりたい”

”人生を変えたい”

”自分には眠っている能力がある”

”死にたくない”

そう、

オカルトは基本的に人の願望に忠実なのである。

だから人はオカルトを信じてしまうのだ。

なぜオカルトは否定しなければならないのか

人の願望に忠実なオカルトをなぜ否定しなければならないのか。

別にUFOが飛んでいたり、幽霊がいても良いではないか。

別に筆者も何でもかんでも否定したいのではなく、

霊能や超能力といったオカルトを批判的に考えなければならない

大きな理由は、それらが疑似医療としての診断と治療に直結

しているところにある。

(中略)

こうしたオカルト治療・民間治療に頼ったために適切な初期医療が

遅れ、早期に発見すれば治療可能であった病気が決定的に手遅れになる

ケースだ。

つまり、「オカルトを頼る事で適切な治療が受けられない」という現実の危機

をなんとかして回避するために否定しなければならないのだ。

血液型診断は否定されなければならない

雑誌、朝のニュースにワイドショーなどいたるところで「血液型診断」「血液型占い」

があふれている。

「今日のA型さんはうっかりに注意」

「B型さんは周りと協調を」

「O型の人は昼ごはんのラーメンがラッキーアイテム」

「AB型のあなたは挨拶を大切に」

なんて文言は見ない日はない。

しかしである。

こう言った血液型に基づく判断・診断は否定されなければならない。

まず第一に、証拠がない。

なにせ一番最初に言い出した学説が消え去ってしまった。

第二に、これはハラスメントになりうる。

なにせ特定の血液型だというだけで、悪いイメージを押し付けられるのだ

なにを言っているんだ?と思うかもしれないが、

「男なんだから…」

「女なんだから…」

というのがハラスメントだというのなら、

「A型の人は…」

「B型の人は…」

とうのがなぜハラスメントではないというのか。

 

 

まとめ

オカルトに対して否定するだけでなく、なぜ否定しなければならないのか

をきっちりと書いた本です。

頭ごなしに否定するのではなく、「証拠がない」という形で否定していくのも

すばらしいと思います。

文章も読みやすいですし、前提となる知識もほぼ必要ないので

ぜひ読んでみてください。

 

 

 

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