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【書評】憲法とは何か?『第三身分とはなにか』感想。

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シィエス

『第三身分とはなにか』

 

を読んだよ!

 

  

ざっくりまとめ

濃密すぎてざっくりとか無理!

もうちょっと詳しく

世界史には必ず出てくる、フランス革命を語るには不可欠な本です。

第一身分・聖職者、第二身分・貴族、第三身分・平民とされたフランスに置いて

第三身分の権利・平等・憲法について書かれた本です。

その書き出しである、

第三身分とはなにか。全てである

は有名ですね。

そう、これ書き出しなんですよ。ぶっちゃけ1ページ目です。

キャッチコピーの勝利とも言えますが、それ以外についても色々と書いてあるので、

見ていきましょう

公共の必要とは

この本では「公共の必要」とされていますが、日本においては「公共の福祉」

と言われている概念と言えるでしょう。

公共の必要は、市民のうちの特定の集団の負担ではなく、

全ての人々の負担とせねばならず

つまり、ある目的のために特定集団を攻撃する事は公共の必要に反するという事です。

この間パブリックエネミーとか言ってた人はどう思うでしょうねえ。

自由と外国人参政権について

いかなる種類であろうとも、限界のない自由は無い。

(中略)

召使いをはじめおよそ主人に従属している者、帰化していない外国人

などに、国民の代表となることが認められようか。

強者からの贈り物について

長年の不幸な経験から、どんな良い法律でも、

それが強者からの贈り物にすぎないならば、

確固たるものと考えることなどできない。

気まぐれで与えられたものはあっさりと奪われる。

都合の悪い変更に対する名台詞

なぜ変える。われわれはこんなにもうまくいっているのに!

いやもう既得権益にしがみつく者の台詞としては最上級じゃないですかねこれ。

 

憲法とは 

政治社会の形成を三期に分けて書かれていて、その第三期として

社会の構成員はあまりに多数に及び、広大な地域に拡散した状態と

なったので、共通意志を彼ら自身で容易には行使できなくなる。

どうしたらよいか。彼らは、共通意志の中から、公共の必要に配慮し

対応するために不可欠な部分を切り離し、国民の意思のこの部分、

したがって国民の権力のこの部分については、彼らのうちの誰かに

その行使を委ねるのである。

人も増えて住んでるところもばらばらになってしまったので、

皆で話し合うとか無理だから誰かに任せよう!ということなんです。

とはいえ、何でもかんでも自由にやらせる訳にはいかないし、

あまつさえ自分たちの利益に反する事をやらせるなんてもってのほかです。

そこで、

ある目的のために団体を創設しながら、この団体に期待した役割を

果たせるのにふさわしい組織、形式や規則を与えないという訳には

いかない。これこそが、その団体の「憲法」と言われるものである。

憲法をもって、任せた人・組織を拘束するのです。

こっちでも書きましたが、

www.takanikonikosblog.com

 つまり、憲法とは統治する側を縛るためのものであって、

国民を縛るためのものではないのです。

そう考えると、「美しい憲法」とか家族の在り方に口出すとか何言ってんですかね。

まとめ

さすがはフランス革命の原動力とも言われる本で、すさまじく濃いです。

現代の憲法や制度をこの一冊で打ち立てたとも言える本なので、

ぜひ一度読むことをお勧めします。

 

 

フランス革命の別の側面についてはこちらもどうぞ。
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