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【書評】いくらなんでも赤裸々すぎる!『福翁自伝』感想。

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福沢諭吉

『福翁自伝』

を読んだよ!

 

 

どうして読もうと思ったのか?

これは読書術の本に紹介されていたんじゃなかったかな。

 

ざっくりまとめ

偉人の裏側はすさまじい!

もうちょっと詳しく

 

福沢諭吉と言えば「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」の名言や、

慶應義塾大学の設立者として知られています。

とはいえ、 人生について知っている人はそうはいないでしょう。

「尊敬してる人がこれ読んだら失望するんじゃないか?」

酒の話からとんでもないいたずら、詐欺じゃないかという話まで、

よくここまで赤裸々に書かいたな!

お酒大好き

めちゃくちゃお酒が大好きだと告白しています。

自分でも一大欠点だと言っていますが、極めつけはこのセリフ。

生まれたまま物心の出来た時から自然に好きでした。

「お酒は大人になってから」でも無い時代とはいえ、ここまで言うか!

机の上に花瓶を置こう

今みたいな学校の机も花瓶も無いので、本当に「机の上に花瓶を置いた」

訳ではないです。もっと過激です。

多少略しますが

硯に紙を巻いて位牌をこしらえて、法名を書いて机の上に置いて、

当人の飯を食う茶碗に灰を入れて線香を立てて位牌の前にチャント

供えておいた。

ちょっと待てえ!

河豚を食べないか?

調理に免許が必要な現代でも、たまに河豚中毒がニュースになります。

しかし、福沢諭吉が生きた時代にそんなものはなく。

そもそも表面上食べる事が禁止されていた河豚。

「鯛の味噌漬けを貰ってきたが喰わぬか」

と人に持ちかけ、うまいうまいと食っているところへ「騙して悪いが」とばかりに、

「イヤかわいそうに、いま喰ったのは鯛でも何でもない、中津屋敷で

貰った河豚の味噌漬けだ」

とばらすのだから性質が悪い。

その他にも、ニセの手紙を書いたり上司に刃向ったりとまあ色々やらかしています。

勉強用に外交文書を暗記して写し取ったとか、あいつは気がふれたんじゃないか等々。

 

そして最大の疑惑

著書「学問のすすめ」の中にある

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」

という名言。

これはかなり限定的な抜き出しで、この後ろに

「現実には差があって、その差が生み出されるのは勉強をしたかどうかだ」

という感じの文章が続きます。

この「勉強」というのも所謂「勉強」ではなく、実際に役に立つものの事ですが。

 

で。

 

この本を読んでいると浮かんだ最大の疑惑が、

『福沢諭吉は、「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」

なんて思っていないんじゃないか?』

です。

私のために門閥制度は親の敵でござる

とか

私の主義にすれば第一鎖国が嫌い、古風の門閥無理圧政が大嫌いで、

何でもこの主義に背くものはみな敵のように思うから

と書いています。

どうやら大阪で生まれ三歳の時に大分の中津に引っ越した際に、

周りと合わなかったり、

小供遊びの間にも、ちゃんと門閥というものを持って横風至極だから、

小供心に腹が立ってたまらぬ。

といった具合なので、もしかしたら自分が見下されるのが嫌で門閥制度をぶち壊したいのであって、平等主義とか博愛精神に目覚めたとかではないんじゃないでしょうか?

「元ネタがアメリカ合衆国の独立宣言じゃないか?」と言われているあたり、

アメリカ留学時にそれを見て、「いいネタ見つけた」と思ったかもしれませんね。

 

まとめ

 

ここまで自分の事を赤裸々に書いた自伝もあるもんかと驚きましたね。

正直、福沢諭吉も「俺も昔ヤンチャだった」と自慢するタイプかと

残念に思いましたが。

反面、偉人伝というのは立派に見えるように都合よく書かれているというのも

良くわかります。

明治維新の登場人物の裏話もあるので、その時代に興味がある人は読んでも

いいんじゃないでしょうか。

最後にこれだけ書いておきましょう。

是非とも慶應義塾を永久に遺しておかねばならぬという

義務もなければ名誉心もないと安心決定しているから、

したがって世の中に怖いものがない。

 

 

 

 

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